SIGMAの新単焦点レンズに注目。35mm大口径です。
ある程度一眼レフデジカメを使えるようになってくると交換レンズが欲しくなるのは人の性。撮る目的によって皆さんそれぞれに違うレンズを購入することでしょう。
そしてその種類のなかにある単焦点レンズの面白そうな製品が発売になるみたいなので、本日はそのお話を少しばかり致します。
SIGMA 35mm f1.4 DG HSMというレンズ。
今日、SIGMAのHPで発表されている情報なのですが、同社の最高クラスの技術を詰め込んだ交換レンズの発売が今月中旬から下旬にかけて各カメラメーカー用にされることが決定しているようです。
まずはSIGMAのDGタイプの交換レンズはフィルム/デジタル兼用可能な仕様になっておりまして、デジタル一眼で使う場合はフルサイズ機に使うことを念頭に設計されているレンズですから、とても解像力の高いものが多いのです。
そのなかでも今回の単焦点はARTライン、という芸術的画質を掲げた新ブランドのレンズとして発表されたわけです。
ちなみにこの35mmくらいの画角はスナップショットや風景撮影などがメインの方にはとてもおなじみの焦点距離であるとは思うのですが、解放のF値が1.4と大変明るいのでファインダーを覗いてもおそらくとても快適でしょうし、ボケ味を充分に出しての絞り優先での撮影も楽しそうなレンズになるはずです。
それと収差とよばれる歪みが少なくなるように設計されているので、天体撮影などもかなり高品質なものが期待できる、らしいです。
確かに凄い性能のようですが…。
まあ、NikonやCanonあたりでもこの手のレンズは作っておりますけど値段はとても良い金額が致します。(Nikonの35mm f1.4Gで定価が¥241,500、Canonの35mm f1.4L USMで同じく定価が¥205,000)それと比べると幾分お安いものの¥118,000とまあそれなりに高額なレンズです。どちらかというとストイックな使い方をする方向けの製品かもしれませんね。
あとは最近の交換レンズは手振れ補正が入っているのが多いですけど、これにはありません。(なくても充分明るいレンズなので早めにシャッターがきれますけど。)
事前に知っておいた方がいいのは、重さがネックになることでしょう。調べてみると665g、ということですので先に書きましたNikon、Canonの両レンズよりも重い仕様になっているみたいです。
ちなみに660gで調べるとだいたい毛蟹一匹ぶんみたいですw。
面白そうな機能もあります。
公式に書いてあったのですけど、レンズにUSB接続できるオプションが2013年にも別売で発売されるみたいです。これを使うとパソコンからファームアップをダウンロードできて、合焦調整なんかができるようになる、ということです。レンズに何かを接続して調整ができるというのは珍しい機能なんじゃないかと思いますので、どんな感じになるか期待してみましょう。
と、こんな感じの新製品が発売されるようなので気になる方は月末をお楽しみに。
それでは今日はこのくらいで。