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110カメラの新商品のはなし。

photo credit : clarence_Lee via photopin

その昔のおはなしでございます。まだカメラにフィルムを入れて撮影していた時代の頃です。その当時は結構たくさんの種類の大きさのフィルムがございまして、カメラによって使うものが違ったのです。今回のおはなしはなつかしいフィルムカメラの新発売情報を発見したものですから一筆書かせて頂きたく思い筆をとっております。そうでした。申し遅れましたがキサラギでございます。わずかばかりのお時間ではございますが、おつきあい頂ける方には是非、続きを読むを押して頂けますと幸いでございます。

まずは簡単におさらいから。今現在販売されているフィルムのおそらく8割から9割程度は「35mmフィルム」っていうのではないかと思います。(フィルムの幅が35mmなんです。)それ以外にもブローニーっていうのもありますが、これはいわゆるプロ向けに近いポジションのフィルムでとても大きいものです。これは今日のお話には全く関係ないので割愛しますね。それで、少し前までは35mmフィルムよりも小さいサイズのフィルムがあったのです。まずはAPSっていう規格のもの。これは去年で製造が終了したフィルムで、APSカメラ、って呼ばれているもの専用に作られたものでした。そして「ミノックス」と「110」と呼ばれる規格のフィルムがあります。どちらもとても小さいカメラに入れる用に作られていて、当時はスパイカメラとかいう今だと少しアヤシく思われそうな名前がついていたりしたものですが、どちらもそのフィルムに対応するカメラを製造するメーカーがほとんど全滅してしまったこともあり、市場から姿を消しつつある品物でした。そんななか、そのニッチな需要を取りにきたメーカーがlomographyさんです。「110フィルム」(ワンテンフィルムって読みます。)の生産と対応するカメラの販売をしているようですね。実に面白いと思います。今月24日には2台目の機種を発表しているということはそれなりに注文が入っているのでしょうから欲しい人は世の中にはけっこう多いのだと思います。

このおもちゃみたいなカメラで撮影した写真っていうのはやはりネガのサイズが小さいですから、大きなプリントなんかは当然苦手なのですが、独特の味わいがあって「いい感じ」に仕上がります。わかりにくいですけど例えていうとinstagramで撮影したときに少し荒めに仕上がったり四隅が少し暗くなったりするエフェクトがありますよね。ああいうちょっとアートっぽい、というか普通ではない感じに仕上がるイメージが近いのかもしれません。「キレイ」という方向性ではないのですけどファンの方は多い写真になると思います。むしろ逆にデジタル全盛期の今、そういった最新の通信機器に搭載されているアプリからこういう存在を知ってアナログなフィルムのカメラを購入する人がいるのでしょうから面白いですね。なんちゃってですけどレンズの交換もできて5,980円っていうのですからちょっと遊んでみたくなりますよね。(そのかわりすこしばかりフィルムは高いのですけど。)興味がある方は懐かしいフィルム撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。さて本日もお時間でございます。それではごきげんよう。

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